白タク容疑で中国籍の男を逮捕 「友達」と説明、客は「知らない」

遠藤美波

 料金を取って観光客を自家用車で運ぶ「白タク」行為をしたとして、警視庁は中国籍の無職の男(30)=埼玉県川口市=を道路運送法違反(有償運送行為)の疑いで逮捕し、14日に発表した。「生活費のためにやった」と容疑を認めているという。

 新宿署によると、男は6月29日、東京都港区のホテルから銀座を経由してもとのホテルまで1700人民元(約3万4千円)で運ぶ契約のもと、中国人2人を自家用車に乗車させた疑いがある。

 東京都新宿区内のホテルで1月下旬、「外国人が白タクをやっている」とタクシー運転手から同署に情報が寄せられた。署が捜査し、銀座で人を乗せて運転する男を発見。男は「中国人の友達を乗せている」と白タク行為を否定したが、客は「知らない運転手」と話したという。

微信に履歴 「百万円くらい稼いだ」

 男のスマートフォンを解析したところ、中国版LINE「微信」(ウィーチャット)で中国の旅行会社とやりとりした履歴が残っていた。旅行会社経由で報酬が支払われていたといい、男は「昨年末から半年間で百万円くらい稼いだ」と話しているという。(遠藤美波)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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