皇室への献上品、新規受け付けず 「宮内庁関係者」の持ちかけ問題で

 皇室に献上するとして、果物や加工品などの提供を「宮内庁関係者」を自称する男性が持ちかけていた問題を受け、農業関係者などから宮内庁に問い合わせが寄せられている。献上は基本的に都道府県知事を通じてするもので、宮内庁側が農家などに依頼することはないという。そもそも献上とはどのようなものなのか。

天皇、皇后両陛下の訪問の際にも

 皇室へ献上される献上品には食べもののほか、工芸品や美術品などがある。大別すると、次のようなケースがあるという。

 一つは、千葉県の「房州びわ」や青森県のリンゴなどのように恒例として献上されているもの。もう一つは、全国植樹祭国民体育大会などでの天皇、皇后両陛下の訪問に合わせて贈られる都道府県の特産品だ。このほかに、即位や結婚、お子さまの誕生など、慶事を祝う献上品もある。

現在は法令に定め

 識者によると、皇室への献上…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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