省エネ家電の補助金申請システムがダウン、アクセス殺到で 相模原市

三木一哉

 【神奈川】相模原市は1日に受け付けを始めた市民向け「省エネ機器更新促進補助金」の事前登録ウェブサイトにアクセスが殺到し、システムがダウンしたと発表した。市民1人の個人情報が後から登録しようとした他の人にも表示される状態となり、市はこの市民に連絡を取り、謝罪したという。

 市によると、午前9時の受け付け開始直後から「登録システムにアクセスしにくい」「登録の書式に入力後、送信ボタンを押すと画面が白くなり、登録できない」との電話が多数入った。9時半ごろ、「自分とは異なる人の情報が登録の書式に表示される」との電話も入ったという。市は9時52分に受け付けを中止。原因を調べている。

 システムは東京都内の業者が設計し、同時に最大1千人のアクセスが可能だったが、それ以上のアクセスがあったとみられる。再開は未定だが、2日午前9時に見通しを告知する予定。

 制度は、エアコン、冷蔵庫、ガスストーブなど対象となる12品目の製品の買い替えで市から3分の1(最大5万円)の補助が受けられる。ウェブサイトで事前登録が必要で、予算に達したら終了する。

 8月1~31日、11月1~30日の2回に分けて受け付ける予定だった。エネルギー価格の高騰を受けて、家庭でのエネルギー費用の負担を軽減し、温室効果ガスの排出量削減の一石二鳥をねらった事業で、予算額は約4億円。(三木一哉)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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