県立病院の医師、膵がん見落とす 疑いあったが検査せず

 新潟県立新発田病院は22日、精密検査などの適切な措置をしなかったため、男性患者の膵(すい)がん発見が10カ月遅れるミスがあったと発表した。がん発見時に症状はステージ4まで進んでおり、男性患者は今年10月に死亡した。22日に記者会見した塚田芳久院長は、患者の家族に謝罪したことを明かし、「遺族に誠意を持って補償する」と述べた。

 同病院によると、診療にミスがあった患者は新潟市の50代男性。心不全の治療で昨年3月に来院した際、他の病院からの紹介状に膵腫瘍(しゅよう)・膵炎の疑いを指摘する記述があったにもかかわらず、新発田病院の主治医は患者への負担を懸念し、精密検査をしなかった。

 また、昨年4月に主治医が交代した際、後任の医師がこの男性患者の負担になる精密検査はできないと誤認し、必要な検査をしなかった。

 今年1月、男性が腹痛を訴えて同病院の外来を受診したことで、ミスがあったことが発覚。病院はこの際、患者の家族に謝罪したという。塚田院長は「医師への丁寧な指導や相談態勢ができていなかった」と述べた。(飯塚大和)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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