小林化工(福井県あわら市)が製造した皮膚病用の飲み薬に睡眠導入剤の成分が混入した問題で、混入させたのは入社数年目の若手の男性作業員であるとみられることが、同社関係者らへの取材でわかった。作業員は社内調査に「当時の記憶がほとんどなく、なぜ間違えたのかわからない」と説明していることも判明。第三者委員会が原因究明に向けた調査を進めている。
混入薬の製造については今年7月ごろ、本来の薬の主成分が減った代わりに睡眠導入剤成分を足したことを示す製造記録が残っていることがわかっている。その記録を付けたのも、この作業員だという。
同社関係者らによれば、作業員は、今月1日に最初の健康被害の報告があった後の社内調査に対し、「何カ月も前のことで一つひとつの工程を覚えていない」「なぜ混入したのかわからない」などと説明したという。同社関係者は「ぼーっとしていたのか、無意識のうちに誤った作業をしたとしか思えない」と話す。入社数年目だが薬の製造工程に慣れていないわけではないとしている。
同社の製造工程をめぐっては、…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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