知らない誰かの本音、読めます 「図書室」に手帳ずらり

 他人の手帳や日記などを閲覧できる「手帳類図書室」が東京都渋谷区にある。片思いの切なさや就職活動への意気込み、好きなアイドルへの思い……。名前や顔を知らない書き手の「本音」が読めると人気だ。

 手帳類図書室があるのは、渋谷区・参宮橋駅近くのアートギャラリー「ピカレスク」の一角。4畳半ほどのスペースに置かれた棚に、日記や手帳、ネタ帳約300冊が保管されている。目録があり、書いた人の特徴、書かれた時期などから選ぶことができる。

 「めちゃくちゃかわいい。すごく好きになった」。1992年から書き始めたという男子高校生のノートには同級生への思いがあふれている。「がーん、1回もしゃべらずに一日がすぎた」と落ち込んだり、修学旅行先で一緒に写真を撮って「一生の宝物にする」と喜んだり。結果的に告白して振られてしまう結末までが記されているほか、高校から大学時代までの恋愛をつづった5冊が読める。

 ほかにも、若いサラリーマンが…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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