知床の語り部は言った 自然への畏怖、後世に残すのが使命と

 自然は人間が「消費」するだけのものではない。本質には人間を「畏怖(いふ)」させる何かがある――。そのことを示し続けた人が、知床の地にいる。

 「知床の自然がなかったら、私の人生はすさんだものだっただろうね」

 斜里町長として、2005年に知床の世界自然遺産登録を実現させた午来昌(ごらいさかえ)さん(85)は振り返る。

 07年の町長退任後は、羅臼岳を望む自宅近くの畑で農作業にいそしむ。いまは土を相手に独りごちる日々を過ごすが、その足跡は、知床の自然保護活動の「闘士」というべき半生だ。

積み上げた知床の信頼、失われた

 知床の原生林を乱開発から守…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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