祇園祭、祭神を先導する久世駒形稚児が決まる 4年ぶり

 祇園祭八坂神社京都市東山区)の祭神を乗せた神輿(みこし)を先導する「久世駒形稚児(くぜこまがたちご)」が4年ぶりに選ばれ、京都市南区の綾戸国中(あやとくなか)神社で15日に神事があった。

 7月17日の神幸祭(しんこうさい)では京都市立境谷小3年の岸田快斗さん(8)が、24日の還幸祭(かんこうさい)では私立立命館小3年の戸倉央暉(ひさてる)さん(9)が稚児を務める。

 稚児は例年、綾戸国中神社の氏子から選ばれている。当日は、同神社のご神体で木彫りの馬の首「駒形」を胸に掲げ、白馬に乗って、素戔嗚尊(すさのおのみこと)を乗せた中御座(なかござ)神輿を先導する。

 祇園祭では、山鉾(やまほこ)巡行を先導する長刀鉾(なぎなたほこ)の稚児が広く知られているが、久世駒形稚児は祭の本来の主役である素戔嗚尊を導く重要な役割を担う。岸田さんは「ドキドキしていますが、楽しみです」、戸倉さんは「素戔嗚尊に代わって疫病を退散させたい」とそれぞれ話した。西田健作

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment