神秘的な水没林でカヌーツアー 雪解けの時期だけ見られる山形の絶景

西岡臣

【動画】季節限定の水没林でカヌーを楽しむ人たち=西岡臣撮影

 大型連休も後半になり、全国各地の行楽地が観光客でにぎわいをみせている。

 山形県飯豊(いいで)町の白川ダム湖では新緑の「水没林」の中で早朝からカヌーを楽しむ人たちの姿が見られた。水没林は3月ごろから雪解け水が湖に流れ込み、水位が上がることで出現する。4月中旬からはシロヤナギなど、見頃を迎えた新緑が水面に映り込む神秘的な光景が広がる。雪解け水の流れ込みが減り水位が下がる5月中旬ごろまでが見頃という。

 カヌーツアーを企画する「いいでカヌークラブ」の堀江守弘代表(41)によると、近年SNSなどの発信で水没林の知名度は上がっており、このゴールデンウィークはほぼ全ての枠が満員になった。「水没林自体はもともとあったが地元の人からすると、当たり前の光景だと見過ごされてきた。水没林をきっかけに、雪解けの季節にも山形を訪れてもらえれば」と話している。(西岡臣)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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