福岡の日本語学校処分 説明なく在校生に広がる不安や困惑

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榎本瑞希、布田一樹、鈴木優香、横川結香

 西日本国際教育学院(福岡市南区)では、処分が適用された7日も授業が行われ、留学生らが出入りしていた。ただ、留学生受け入れ停止の処分について、学院側からの説明はなかったといい、在学生には困惑が広がった。

 出入国在留管理庁は7日付で、学院を告示から抹消。今後5年間は留学生の受け入れができなくなり、約630人の在学生は転校を余儀なくされる可能性がある。

 だが、同日午前に授業を受けたベトナム人の男性(20)は「学校が処分を受けたことについての説明は一切なかった」。奨学金を受けて通学しているといい、「もし転校となればお金もかかるし、新しいところを見つけるのは大変だ」と不安そうに話した。

 拘束を受けた男性は同じベトナム出身で、寮での生活態度や授業の受け方をめぐり職員らとたびたび口論していたという。昨秋ごろ、拘束の様子を撮影したとみられる動画をSNSで見たといい、「それまで鎖や南京錠を校内で見たことはなく、何かの冗談かと思った」と振り返った。

 学院卒業後に同じ学校法人が…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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