福岡県が独自の「コロナ警報」を1カ月ぶりに発動 感染者は2千人超

 福岡県は6日、新型コロナウイルスの新規感染者数が再び急増していることなどから、県独自の「福岡コロナ警報」を発動した。警報は、県民や事業者に対して感染防止策の徹底を促すもので、発動は5月31日以来、約1カ月ぶり。この日の感染者数は2366人で、5月21日以来の2千人超となった。

 新規感染者数は6月下旬以降、増加傾向にある。直近7日間の感染者数の平均でみると、6月18日には642人だったが、7月5日には1313人まで増えた。

 病床使用率は警報発動の基準となる15%を超え(7月5日時点で16・2%)、今後の感染拡大状況によっては医療提供体制の逼迫(ひっぱく)が懸念される。

 服部誠太郎知事は6日、臨時の記者会見を開き、「夏休みを控え、人と人の接触機会が増えることが見込まれる。感染防止策の徹底をお願いするため発動した」と説明した。ただ、感染拡大の機会が職場や学校など多岐にわたるとして、飲食店に対象を絞った営業時間の短縮要請や、移動の自粛などの行動制限は行わない。

 県は6日、オミクロン株変異系統「BA.4」の感染者1人が、県内で初めて確認されたと発表した。10代女性で入院はしていないという。海外渡航歴はなく市中感染の可能性が高いとみられる。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment