秋田の竿燈まつり、競技場で開催検討 感染収まらぬ場合

 昨年中止となった秋田市の「秋田竿燈(かんとう)まつり」について、市の実行委員会(会長=穂積志市長)が、新型コロナウイルスの感染拡大が続く現状を踏まえ、今年は八橋(やばせ)運動公園内の3施設で観覧者を限って開くことを検討している。27日に総会を開き、正式決定する。

 実行委は昨年12月の役員会で、竿燈まつりを8月3~6日に開く方針を決めた。新型コロナの感染が収まらない場合は従来の竿燈大通りでの開催を諦め、八橋陸上競技場(ソユースタジアム)、さきがけ八橋球場、あきぎんスタジアムの3施設を会場とする案もまとめた。

 実行委の役員の1人は「竿燈大通りだと、不特定多数の人が竿燈を見ようと歩道に密集してしまい、1人ひとりに検温を求めるのも難しい。観覧者の健康チェックを徹底するには、クローズドな会場に、事前予約者だけを入れるしかない」と話す。

1日あたり最大9千席 「強行すべきではない」との声も

 2019年の竿燈まつりの来場者数は4日間で延べ131万人。実行委によると、八橋案の場合、会場の収容率を50%以内に抑えると、1日当たり用意できるのは最大約9千席という。

 ただ、関係者の間では、新型コロナの感染が今後さらに拡大し、秋田県内の医療提供体制が逼迫(ひっぱく)する状況になれば、「何がなんでも竿燈まつりを強行する、という考え方はとるべきではない」という声が上がっており、状況によっては再び中止になる可能性もある。

 関係者が注目しているのは、5月22、23日に山形市で予定されている「東北絆まつり」の開催方法だ。

 主催者は2月、竿燈まつりや山形花笠まつり、青森ねぶた祭などの団体も出演し、市中心部の公道をパレードする案を示した。ところが新型コロナの感染者が急増し、山形県山形市が3月22日~4月25日、同市に独自の緊急事態宣言を出した。これを受け、主催者も会場を市総合スポーツセンターに変更し、来場者数を管理する案の検討を始めた。佐藤仁彦

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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