移住相談がコロナ前から倍増 千葉にゆかりのある3人が語る魅力

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聞き手・青山祥子 上保晃平 相江智也

 千葉県と県内市町村の相談窓口などで2021年度に受け付けた移住相談は5197件に上ります。新型コロナウイルスの感染が広がる前の19年度の2681件に比べると、倍増しました。テレワークが浸透して働き方を見直す人が増え、移住への関心が高まったとみられます。新年を迎え、千葉にゆかりのある3人にそれぞれの地元の魅力を語ってもらいました。

100周年を迎える銚子電鉄の社長、竹本勝紀さん(60)、ビブグルマンにも選ばれたことがあるフレンチシェフの川副藍さん(41)、いちはら観光大使を務める住職の千葉公慈さん(58)が登場します。

経営再建に奔走する銚子電鉄社長 竹本勝紀さん

【動画】「こんにチバ」 竹本勝紀・銚子電鉄社長インタビュー=青山祥子撮影

 銚子電鉄終点の外川駅から歩いて10分。太平洋の大海原と、海から飛び出してきたかのように鳥居に鎮座する大きなタイが目に飛び込んできます。長久郎(ちょぼくり)稲荷神社江戸時代に長久郎(ちょうくろう)という地元の漁師が大漁を願い、お稲荷さんを建てたのが始まりといわれます。

 鳥居は東日本大震災後に再興したそうですが、タイやイワシ、サンマといった魚をあしらった鳥居というのは、ちょっと珍しいのではないかと思います。この鳥居の前に立って眺める太平洋の大海原。私はここに来ると、いつも勇気をもらいます。絶景を独り占めできる、銚子の隠れたパワースポットです。

 12年連続日本一の水揚げ量…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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