空き家から郵便物1244通、意図的な不配か 配達担当と連絡とれず

平塚学

 日本郵便九州支社は13日、宮崎県三股町内の空き家の納屋から、配達されていない郵便物など1244通が見つかったと発表した。意図的な不配とみられるが、これらの配達を当時担当していた都城郵便局の当時の契約社員とは連絡がとれないという。

 九州支社によると、見つかったのは2016年4月22~28日の消印で、はがきや手紙などの郵便物が907通と荷物(ゆうメール)が337通。空き家の所有者が11月29日、使っていない納屋の片付けに来て発見し、三股郵便局に届けた。

 契約社員は16年2月~9月に期間契約で都城郵便局に勤務し、三股町内の配達を担当していた。納屋の所有者とは面識がない。現在の所在は不明という。

 日本郵便は14日から差出人と受取人を訪問し、謝罪の上で郵便物などを配達するとしている。郵便法違反(郵便物の放棄、隠匿)の疑いで宮崎県警都城署に相談しているが、3年の時効が成立しているという。

 同支社の豊田康光支社長は「信頼を損なうこととなり、深くおわび申し上げます。今後、こうした事案が発生しないよう指導を徹底します」とのコメントを出した。(平塚学)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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