窓たたく園児を発見、救出された事例も 園バス置き去り、各地で続発

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武田啓亮、高浜行人

 静岡県牧之原市認定こども園「川崎幼稚園」に通う河本千奈ちゃん(3)が通園バス内に取り残され、亡くなった事件。各地の幼稚園、保育園ではこの事件の前から、バスに園児を取り残す事案が続発していた。結果的に重大事故にならず、園が自治体に報告していない事例も一定数あるとみられ、専門家は再発防止のために実態を把握・共有する仕組みの整備が必要だと指摘する。

 さいたま市の私立幼稚園では2017年9月、登園した3歳男児が約5時間、バス内に置き去りにされた。埼玉県によると、同園では添乗員が座席を確認することになっていたが、この日は確認していなかったという。県はバスの安全確保を徹底するよう県内の幼稚園などに通知した。

 同市では19年11月と昨年12月にも、認可保育施設で園児がバスに取り残される事案が起きていた。

発覚、「氷山の一角」の可能性も

 市によると、この2件は同じ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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