立皇嗣の礼、当分延期を決定 皇位継承の議論も先送り

 政府は14日の持ち回り閣議で、秋篠宮さまが皇位継承順位第1位の皇嗣(こうし)となったことを国内外に宣言する「立皇嗣の礼」を、当分の間延期することを決定した。これに伴い政府は、立皇嗣の礼後に行うとしていた、安定的な皇位継承をめぐる議論の取りまとめについても先送りする方針だ。

 立皇嗣の礼は当初、19日に行う予定だった。新型コロナウイルスの感染拡大で東京など7都府県に緊急事態宣言が出ていることを考慮した。菅義偉官房長官は14日の記者会見で「延期を決めたばかりであるし、現在のコロナもこのような状況の中だ」として、延期後の開催時期には言及しなかった。

 政権幹部は「コロナが落ち着いたら、盛大にやりたい」とする一方で、「また延期になったら大変だ」と話しており、新型コロナ終息のめどがつくまで開催時期は定めない考えだ。

 2017年に成立した天皇退位…


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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