答えなき問いに迫る「探究入試」 大学の負担大、高校のレベル差も?

 自ら課題を見つけ、仮説を立て、解決策を模索する――。そんな「探究力」を評価する大学入試が広がっている。高校では、探究に重きを置いた新学習指導要領が今年の1年生から実施されている。大学入試は変わっていくのか。(狩野浩平)

書類審査、教職員の意見分かれる

 9月中旬、桜美林大学(本部・東京都町田市)の教職員が会議を開いた。議題は、受験生が9月上旬に提出した出願書類の評価。教職員の間で評価が分かれた点について、意見が交わされた。

 ある受験生は部活動で学んだことを出願書類に書いた。多くが「課題を設定する力(1~5点)」に高得点をつけたが、1人は2点とした。

 「解決のための取り組みが足…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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