素朴な秋の味覚がぎゅっと詰まった一粒 栗きんとんづくり始まる

溝脇正

 秋の味覚「栗きんとん」づくりが、岐阜県中津川市で始まっている。市内の老舗和菓子店「川上屋」の作業場では、栗の甘い香りが漂う。蒸して裏ごしした栗に砂糖を加えて炊きあげ、職人たちが木綿の布で茶巾絞りにして仕上げていた。

 栗は熊本、宮崎産を毎日仕入れている。最盛期は9月上旬から10月末まで。多い日で3万~4万個を作るという。作業は12月27日まで続く。

 今年は物価高の影響で、1個あたり10円値上げをした。店頭のほか、名古屋や東京の百貨店でも販売する。原潤一郎社長(46)は「品質の良い栗ができている。色も味わいもいい栗きんとんに仕上がりそうだ」と話していた。(溝脇正)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment