総裁選で再び注目 自民党の派閥とその歴史とは? 坂東太郎のよく分かる時事用語(THE PAGE)

●派閥の歴史と系譜

 政治の世界に限らず、いかなる集団においても入社年次や部門、出身大学、好悪や親疎感などから「派閥」はできやすいものですが、自民党の派閥はそれらと大きく異なります。いくら対立が激化している組織でも、公然と事務所を構えて「領袖」(ボス)まで決まっている派閥など稀でしょう。それも道理で、自民党の場合は1派閥がしばしば野党1つ分以上の勢力を抱える「党内党」なのです。言い換えると自民党とは「党内党の連合体」といえましょう。  現在の自民党内の派閥は主に7つです。名称、人数、領袖、今回支持するとみられる候補を並べると ・細田派98人(会長は細田博之)→菅義偉候補
・麻生派54人(会長は麻生太郎)→菅義偉候補
・竹下派54人(会長は竹下亘)→菅義偉候補
・二階派47人(事実上の領袖は二階俊博)→菅義偉候補
・岸田派47人(会長は岸田文雄)→岸田文雄候補
・石破派19人(会長は石破茂)→石破茂候補
・石原派11人(会長は石原伸晃)→菅義偉候補 となります。菅氏自身は無派閥(約70人)。他に派閥ほど結束が強くない谷垣禎一グループ(他派との重複も含めて20人余)が認められるのです。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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