練習中に部員を平手打ち 全国制覇の男子バレー部監督を解任

池田拓哉

 昨年のバレーボール全日本高校選手権で初優勝した日本航空高校(山梨県甲斐市)の男子部の男性監督が部員に体罰を加えていた問題で、同校は20日、月岡裕二監督(54)を解任したことを明らかにした。

 同校によると、月岡氏は2月19日、同校体育館での練習試合中に1年生部員1人のほおを平手打ちした。部員にけがはなかった。同校は今月16日に厳重注意処分としたが、19日までに解任したという。

 同校は取材に対して「体罰は常習的なものではなかったが、大変重く受け止めている」と応じた。後任の監督は検討中という。

 県高校体育連盟は17日、体罰行為についての報告書を全国高体連に送付。「体罰根絶全国共通ルール」に基づいて全国高体連が月岡氏への処分を判断する。ルールでは体罰を加えた指導者は1年間、高体連が主催する大会に出場できない。

 月岡氏は1998年に同校男子バレーボール部の監督に就任。同校はバレーボール全日本高校選手権(春高バレー)に2003年から21年連続で出場し、昨年は県勢初の優勝を果たした。(池田拓哉)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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