羽生九段、ターニングポイントは15歳のデビュー時(日刊スポーツ)

将棋の羽生善治九段(48)が4日、東京・千駄ケ谷「将棋会館」で行われた第60期王位戦挑戦者決定リーグ白組プレーオフで永瀬拓矢叡王(26)に勝ち、通算勝利数単独トップの1434勝を達成し、故大山康晴十五世名人の最多勝記録を約27年ぶりに更新し、会見を開いた。羽生九段は、1434勝を記録した、ここまでの棋士としての人生のターニングポイントになった瞬間について聞かれ「やっぱり…15歳でデビューした時」と明言した。

【写真】永瀬叡王と対局する羽生九段

羽生九段は「私、あまり記録とか取っていなかったものですから、あまりプロの棋士の世界というものがよく分かっていなかったというところがありまして」とデビュー当時を振り返った。その上で「すごく個性的で迫力がある方が、いっぱいする中で『大変な世界に、来てしまったな』というところは最初の出発点としてありました」と当時の率直な思いを明かした。

15歳でのデビューから約33年で、1434勝という今後、更新が難しいであろう金字塔を打ち立てた。対局中に、記録更新が脳裏をよぎる瞬間があったかと聞かれると「中盤の途中のところで、攻められる展開になって、ここで何かうまい手があったら負け、というのがあった」と、厳しい戦いであったと認めた。

その上で「そこで何とかバランスを取ることが出来たので。そこから先は、何か、もういろいろありすぎて…ずっと際どいと思いながら指していた感じ。今日の対局は、感じなかったですね」と記録更新は脳裏をよぎらないほど、集中していたと振り返った。【村上幸将】

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Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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