新型コロナウイルスの感染拡大で、国際オリンピック委員会(IOC)が東京オリンピック(五輪)の延期を含めた検討を始めたことを受け、大会組織委員会が23日、ランナーによる聖火リレーを見送り、車でランタンを運ぶ方針を固めたことがわかった。複数の関係者が明らかにした。出発式も簡素なものになるという。
聖火は20日にギリシャから日本に届き、現在は「復興の火」と題して東日本大震災の被災3県を巡回展示中。26日に福島県のJヴィレッジで出発式を行い、東日本大震災が起きた2011年、サッカー女子ワールドカップ(W杯)で優勝した日本代表「なでしこジャパン」のメンバーが第1走者を務める予定だった。
IOCは大会を予定通り7月24日に開会式を行うか、延期するかの判断を4週間以内にするとしている。その期間には福島、栃木、群馬、長野、岐阜、愛知、三重、和歌山、奈良、大阪、徳島、香川、高知、愛媛、大分の各府県で2~3日ずつリレーする予定。高知が4月20、21日、愛媛は同22日、23日、大分が同24、25日の予定だった。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル
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