腫瘍を4年放置、進行がんに 山形大病院が医療ミス謝罪

 山形大学医学部は11日、医学部付属病院(山形市)でがんが見つかった患者に対し、説明や治療をしないまま4年間放置し、進行がんになる医療ミスがあったと発表した。同日、記者会見した根本建二病院長は「患者に安心安全な医療を提供する場で、起きてはならない医療過誤が起きてしまった」と陳謝した。

 山大によると、患者は2015年9月、炎症性の腸の病気で入院。内視鏡検査で腸内の炎症がない部位に5ミリと1センチの二つの腫瘍(しゅよう)が見つかった。その後の病理検査で腫瘍にがん細胞が含まれているとわかったが、主治医らがこの結果を確認していなかったという。

 患者は結果を知らされず、約1カ月後に退院。昨年8月に別の病気で再入院した際の検査で、腫瘍が進行がんになっていることがわかり、病院がカルテを確認したところ、4年前の検査結果が放置されていたことが発覚したという。

 病院は患者や家族に謝罪。患者…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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