自分が後回しの人いてもいい ハライチ澤部は子に伝える

 相方のむちゃぶりに全力のリアクションで応じる「ノリボケ」漫才で知られ、バラエティー番組にも引っ張りだこの「ハライチ」澤部佑さん(34)。「自分がない」とけなされても、自身をお笑いの世界に導いた「乗っかる姿勢」が、幼い3人の子どもたちの幸せにもつながると考えているそうです。

「自分がない」と言われたって

 6歳の長女と4歳の次女、それから1歳の長男の3人の子がいます。長男は、少しずつしゃべるようになってきたところ。僕が出ているテレビ番組を見て「パパ」と言っている様子を妻がこの間、動画で撮って送ってくれました。

 家族のだんらんの時間は朝です。早朝にロケがある日以外は、愛犬も一緒にみんなで長女と次女を幼稚園まで歩いて送っています。

 準備はいつも大騒ぎ。次女はアニメに夢中で全然お弁当をカバンに入れようともしない。やっと出発したと思ったら長女が荷物を持っていない、ベビーカーに乗りたくないと泣き出す長男……。

 何とか園まで送ったら、長男をベビーカーから降ろしてゆっくり帰ってきて、急いで仕事の準備をします。大変だけど、こうした時間があることは毎日の癒やしです。

 子どもたちに伝えたいのは「愛嬌(あいきょう)は無敵だよ」ってことですね。にこにこ笑って、きちんとあいさつをする。そうやって周りと接していたら、いいことが自分にも返ってきます。

 今はよく「主張しよう」って言われる。大切ですけど、そればかりでもしんどいなと。周りに楽しんでもらい、笑顔になってもらって、自分はそれからだっていう人がいてもいい。

 ハライチは、相方(岩井勇気さ…

2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment