舞台は壱岐の巨石古墳 個性豊かな高校生8人、謎に挑む

 玄界灘に浮かぶ人口約2万6千人の長崎県・壱岐島(いきのしま)には、280基もの古墳がある。昨秋、島内外から進学した高校生8人が半年かけて古墳の謎に迫った。テーマは「巨石古墳をつくったのは誰なの?」。

 壱岐島は、中国の史書「魏志倭人伝」に登場する「一支国(いきこく)」の王都とされる国指定史跡「原(はる)の辻遺跡」など、多くの遺跡がある。

 この特性を生かそうと、島唯一の普通科高校、県立壱岐高校は2003年、歴史と中国語を学ぶコースを開設。島外から「離島留学生」を受け入れ、島の滞在費や通学費を県と壱岐市で補助している。

 古墳の謎に挑んだのは、このコースで学ぶ2年生で、島内出身者3人と長崎県内と神奈川、福岡、熊本の各県からの5人。「三国志マニア」や「恐竜好き」など個性豊かな面々がそろう。8人は、先輩たちも挑んだ歴史研究の全国大会「全国高校生歴史フォーラム」(奈良大学、奈良県主催)に向け、島内に複数ある全長30メートル級の巨石古墳に注目した。

 島には強い味方がいる。県埋蔵…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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