舞鶴の高専生3人、大麻所持容疑で逮捕 「パーティーのため」と供述

 自宅で大麻を隠し持っていたとして、京都府警は29日、京都府舞鶴市の舞鶴高専の男子学生(19)を大麻取締法違反(単純所持)の疑いで現行犯逮捕、別の男子学生2人を同法違反(共同所持)で逮捕し、発表した。3人はおおむね容疑を認めているという。

 組織犯罪対策3課によると、逮捕されたのは、同市安岡の吉田優志容疑者(22)と、同市の18歳と19歳の男子学生。逮捕容疑は、3人は共謀し、29日午前11時20分ごろ、舞鶴市内の19歳少年の自宅で、乾燥大麻約0・7グラム(末端価格約6千円)を所持したというもの。府警は数カ月前から、「舞鶴高専の学生が大麻を使っている」という情報提供を元に、捜査を進めていた。吉田容疑者は「大麻パーティーをするために仕入れた」などと供述しているという。

 学生の逮捕を受けて舞鶴高専は30日、舞鶴市白屋の同校で記者会見を開いた。内海康雄校長は「衝撃を受けている。薬物に関する研修などもして学生の意識を高めてきたつもりだったが、全学生へのアンケートなどを実施して改善していきたい」と話した。

 同校は5年制で、2年制の専攻科と合わせ833人が在籍。敷地内の寮に約600人が入っており、下宿生は100人程度という。夏季休暇が今月20日で終わり、リモート授業などを経て、30日から対面での授業が本格的に再開したところだった。

 学生の状態を把握しようと同校では、毎朝の健康チェックに加え、下宿先を訪問するなどしてきた。ただ、5月に新型コロナウイルスの感染者が出て臨時休校するなど、最近は思うように回れなかったという。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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