苦手だった文字を書くこと あるノートと出合い、前へ

 コミュニケーションに悩みを持つ女性(19)は、文字を書くのが苦手だった。線と線の間に書くのがうまくいかない。そんな女性が1冊のノートに出合い、集中して文字を書き続けられるようになった。夢だった美容師の国家試験に向けて今、勉強に励んでいる。

 神戸市東灘区に住む女性。文字を書くのが苦手なのは小学生の頃からだ。「線と線の間に書かなくては」と思うと、斜めになったり、小さくなったり。読めない文字になってしまう。マスの中に文字を入れるのも難しかった。

 中学は特別支援学校に進み、3年間ノートを使うことはなかった。

 はさみを使うことや、ヘアアレンジをするのが好きだった女性は、中学2年の時、知り合いに「向いていそうだね」と言われた。それをきっかけに、「美容師になりたい」と思うようになった。

 美容師の国家資格を取るには高校を卒業し、美容学校に通う必要がある。ノートを見るのもつらく、授業はプリントの端にメモする程度だったが、福祉団体のサポートを受けながら通信制の高校を卒業して昨春、美容学校に入った。

 しかし、美容学校には、高校時代と違って特別な支援はない。どうやって授業に臨もうかと考えていたときに出合ったのが、「mahora(まほら)」ノートだった。

 太い線と細い線を5ミリ間隔で…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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