菅首相が中国の「緊張高める行動」を批判 香港情勢は「重大な懸念」 東アジアサミットで(産経新聞)

 東南アジア諸国連合(ASEAN)と日米中露などの首脳が一堂に会する東アジアサミット(EAS)が14日、テレビ会議方式で開かれ、新型コロナウイルス対策で協力することで一致した。菅義偉首相は東・南シナ海における中国の「緊張を高める行動」を批判した。他の参加国からも同様の意見が表明された。  首相は尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の中国の動きを念頭に「東シナ海では日本の主権を侵害する活動が継続している」と批判。さらに南シナ海における中国の軍事化や弾道ミサイル演習などを取り上げ「各国と深刻な懸念を共有する」とし、法の支配と平和の重要性を強調した。  また、6月に国家安全維持法が制定された香港情勢について「重大な懸念」を表明。日本が主導する「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」に向けたASEAN版の構想(AOIP)について「日本が推進する『自由で開かれたインド太平洋』と多くの本質的な共通点を有している」と評価。AOIPへの支持を各国に呼びかけた。  首相はEASと、これに先立ち開かれたASEANと日中韓3カ国(ASEANプラス3)の首脳会議の双方で北朝鮮による拉致問題解決や核・弾道ミサイル廃棄に向け各国の協力を求めた。ただ、ASEANプラス3ではFOIPに言及しなかった。両会議には中国の李克強首相、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領らが出席。米国はオブライエン大統領補佐官がEASに代理出席した。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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