落雷で意識不明のサッカー部員1人、集中治療室で治療続く 宮崎

 宮崎市のグラウンドで落雷が起き、高校生らが救急搬送されるなどした事故で、熊本県教委は4日、搬送時に意識不明だった生徒1人が、引き続き集中治療室で治療を受けていると発表した。

 落雷事故は3日午後2時半すぎ、宮崎市古城町の鵬翔高校のグラウンドで発生。サッカーの練習試合に熊本県から参加していた、鹿本高校のサッカー部員ら18人が救急搬送されるなどした。同校や熊本県教委によると、搬送時に意識不明の重体だった2人のうち、1人は意識が回復。もう1人は、集中治療室で治療が続いているという。他に7人が一時入院していたが、既に退院した。けがのなかった生徒らは保護者の送迎で帰路についた。

 同校は、今後の対応について検討を進める一方、校長が現地に入って情報収集をしている。県教委によると、生徒の心のケアのため、スクールカウンセラーを配置する予定だという。淀川壮之典教頭は「事故に遭った生徒の回復を祈っている」と話した。

 鹿本高校の男子生徒26人と監督ら3人の計29人は、2日から1泊2日で宮崎県にサッカーの遠征をしていた。(杉浦奈実)

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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