蒲田のトランプタワー オーナーが苦言「未練たらたら」

 米大統領選ではジョー・バイデン氏の当選が確実になったが、ドナルド・トランプ大統領は敗北を認めていない。トランプ支持者で東京・蒲田の賃貸マンション「トランプタワー」のオーナー小林章彦さん(72)は「やっぱり引き際はスマートじゃないと」とあきれた様子で話す。

 町工場が集まる大田区の中心地・蒲田。京急蒲田駅から徒歩3分のトランプタワーは13階建てだ。2014年築で、名称はカードのトランプにちなんだ。ニューヨークにあるトランプタワーとは全く関係ないが、トランプ大統領が初当選した4年前はちょっとした話題に。記念撮影に訪れる人も多かったという。

 同じ経営者として今回もトランプ大統領を応援していた小林さん。ただ、敗戦が確実になってからもゴルフに興じる米国のリーダーの姿にがっかりしている。「未練たらたら。選挙で結果が出たのだから、ここは潔く、次へ託してほしい」

 バイデン次期大統領への注文は、「拉致問題にはしっかり向き合ってほしいね」。66部屋ある蒲田のトランプタワーは常に満室で、「バイデンタワー」に名称を変えるつもりはないという。(津田六平)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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