藤井七段の師匠・杉本八段昇段祝う会で明かしたホンネ「“自分が勝って”取材受けたいと思った」（東海テレビ）

　今年２月に昇段した将棋の杉本昌隆八段を祝う会が９日、名古屋で開かれました。会には弟子の藤井聡太七段もお祝いに駆けつけました。

　今年２月『七段昇段後、公式戦１９０勝』の条件を満たして昇段した杉本八段。９日のお祝いの会には、藤井七段ら弟子や関係者、およそ３７０人が集まりました。

　花束を渡すプレゼンターは藤井七段です。

藤井七段：
「お世話になった先生にこうして花束を渡せて光栄です」

杉本八段：
「お世辞が上手くなったなと思います」

　照れ隠しか、こう切り返した師匠・杉本八段でしたが、挨拶で語ったのは弟子たちへの感謝でした。

杉本八段（壇上）：
「藤井七段の活躍に刺激を受けたというのもある。弟子みんなのおかげだと思う」

　今年３月には、ともに出場した順位戦で、藤井七段を退け、昇級も果たした杉本八段。その原動力は愛弟子の活躍に感じた”ある感情”だったことを明かしました。

杉本八段：
「自分の身近な棋士が将棋界を盛り上げています。普通は勝って取材を受けるものですが、藤井七段の活躍で、勝ってもないのにコメントを求められる。それを恥ずかしいことだと感じました。自分が勝って取材を受けたいと思いました」

　師匠の素直な気持ちに、弟子・藤井七段は…。

藤井七段：
「師匠には奨励会からお世話になってきたので、そうやって刺激になったのであれば恩返しが出来たかなと思います。師匠の活躍に刺激をもらいつつ自分も上を目指して頑張っていきたいです」

　師弟にして、ライバルのように刺激し合う二人。切磋琢磨し、将棋界を引っ張っていきます。

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