藤井聡太王位が就位式 先輩の上座で対局、心境明かす 

 第61期王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)を制してタイトルを獲得した将棋の藤井聡太王位(18)=棋聖と合わせ二冠=の就位式が12日、東京都千代田区で開かれた。謝辞で藤井王位は「初めての2日制の対局で、1局ごとに新しい発見があった。この経験を来期に生かせるよう、精進したい」と語った。

 式では、日本将棋連盟会長の佐藤康光九段(51)から就位状を贈られた。終了後の記者会見では「先輩との公式戦でも上座に座ることが多くなり、重みを感じている」とタイトル保持者としての心境を明かしつつ、「王将リーグでは現状、負け越している。まだまだ実力をつけなければいけない」と語った。

 藤井王位は7月、史上最年少で棋聖のタイトルを獲得。8月の王位戦では木村一基・前王位(47)を4連勝で破り、史上最年少で二冠となった。

 藤井王位は今月11日には、大阪市福島区の関西将棋会館で指された第79期名人戦・B級2組順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)の7回戦で、北浜健介八段(44)に114手で勝ち、成績を6勝0敗とした。B級2組で無敗は1人だけで、昇級争いの先頭を走っている。(村瀬信也


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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