衰弱した知人男性を車に放置容疑で男を逮捕 男性は死亡、全身打撲も

 大阪府和泉市で男性が乗用車の後部座席で死亡しているのが見つかった事件で、大阪府警は衰弱した男性を放置したとして、同市幸1丁目の旅館経営、池内佑樹容疑者(45)を保護責任者遺棄容疑で逮捕し、27日発表した。「もっとよく見ておくか、病院に連れて行くかすればよかった」と容疑を認めているという。

 捜査1課によると、死亡したのは、池内容疑者の旅館で同居していた50代男性とみられる。池内容疑者は25日午前5時半~11時50分ごろ、旅館近くの駐車場に止めた車内に、顔面を負傷し、体調不良で衰弱した男性を放置した疑いがある。

 司法解剖の結果、男性は低体温症で25日朝に死亡したとみられる。全身に皮下出血など打撲の痕があり、肋骨(ろっこつ)は折れていた。打撲は約1~2週間前に負ったとみられる。

 同課によると、池内容疑者は25日午前5時半ごろ、男性を車に乗せたまま、旅館近くの駐車場に止めたと説明。当時の男性の様子について、「後部座席で前かがみで下を向いていたので、放置して降りた」と話しているという。

 同日午前11時過ぎに車に戻り、「冷たくなっている男性に気づいて近くの消防署に車で向かった」と供述。その場で死亡が確認された。府警は、男性が負傷した原因などを調べている。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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