西国の「敵」に備えた「鉄板」が復活 ドローンで撮った福山城

【動画】復元改修の福山城、見えてきた古の鉄板張りの姿=上田潤、西畑志朗撮影

 8月に築城400年を迎える福山城(広島県福山市)で市が進めてきた外観の改修が終わり、新たな天守の姿が見えてきた。北側の壁にはかつて施されていた鉄板張りが再現されている。一般公開を前に、市の許可を得てドローンで上空から撮影した。

 福山城は江戸時代初期の1622年、徳川家康のいとこで初代福山藩主の水野勝成が築いた。戦乱の時代が終わり、新規の築城が厳しく制限された時期としては異例の規模をもつ城郭で、江戸幕府は西国の外様大名を抑える拠点と位置づけていたといわれる。

 1945年の空襲で焼失し、66年にコンクリート造りの天守が再建された。市は築城400年に合わせて耐震補強するとともに、再建時には見送られた鉄板張りをよみがえらせることにした。

 工事では約2千枚の鉄板を使…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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