覚醒剤どう摂取させた?今後の焦点に 資産家殺害事件

 「紀州のドン・ファン」と呼ばれた会社社長の変死について、和歌山県警は殺人事件と判断した。殺人容疑で逮捕されたのは50歳以上年の離れた元妻(25)。変死から約3年。難航していた捜査が動き出した。

 田辺市の野崎幸助さん(当時77)は2018年5月24日夜に自宅で死亡した。司法解剖の結果、遺体の血液や胃の内容物からは致死量を超える覚醒剤成分が検出された。だが遺体に注射痕はなかった。

 県警は同年6月、容疑者不詳のまま殺人容疑で野崎さん宅などを捜索。酒の販売業も営んでいた野崎さんの自宅と会社から約2千本のビールの空き瓶を押収して鑑定を進め、野崎さんの死の直前に急死していた飼い犬の死因も分析した。

 28日にあった会見で保田彰捜査1課長は「(覚醒剤は)容疑者が入手したもの」と明言したが、その入手ルートについては言及しなかった。どのように凶器となった覚醒剤を容疑者が手にしたのか、詰めの捜査が続いている。

 県警によると、「夫の様子が…

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment