親ががんの子、学生が支える 「友に隠した」後悔が原点

高校生団体代表 中川花乃さん(18)

拡大する中川花乃さん=2019年12月24日、東京都武蔵野市、仙波理撮影

 お父さんのがんを隠してしまった――。父にがんが見つかった時、中川花乃さん(18)は小学6年でした。その頃の「暗い気持ち」と向き合う中で、高校1年の時に、親ががんの子どもたちを支援する高校生団体を立ち上げました。今は留学先のカナダでも、患者家族を支援する取り組みを続けています。

 小学校の卒業式に来た父(57)はマスク姿。治療の副作用で腫れた顔を隠していた。友だちに「お父さん、どうした?」と聞かれ、「風邪なの」。がんと闘う父に申し訳なく、隠した自分を責めた。

 東京都出身。父の顔に希少がん…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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