説得した1時間後に男性が再び… 連携プレーで詐欺防ぐ

 銀行ATMを使った詐欺被害を防いだとして、三重県警伊賀署は伊賀市の百五銀行上野支店(小川真史支店長)、同支店城北出張所(谷ノ上佳史所長)、同支店の笠井千佳さん、城北出張所の遠山揚子さん、辻村裕子さん、ATMの点検などを担当する百五ビジネスサービス上野支社の森敏也さんに感謝状を贈った。

 伊賀署によると、昨年12月21日午前10時半ごろ、城北出張所で、50代男性が「SNSで知り合った女性に40万円振り込みたい。米国に送金したい」と辻村さんに相談。相手の名前がはっきりしないことから遠山さんらを通じて同署に連絡。警察官と一緒に説得した。しかし、男性は約1時間後に上野支店のATMから振り込もうとした。城北出張所で作業を終え、上野支店に来ていた森さんが気付き、支店の笠井さんに連絡し、被害を防いだ。

 今月14日に感謝状を渡した金川裕之署長は「今後一人でも多くの人を救っていただきたい」と激励。遠山さんは「詐欺防止の研修を受け、うまく連携ができた」。辻村さんは「自分の行動が役に立ってうれしく思いました」と話した。(江湖良二)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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