警察署の玄関ガラス破壊した疑い 少年3人逮捕「仲間逮捕の仕返し」

大山稜

 警視庁昭島署で今年3月、打ち上げ花火が打ち込まれるなどした事件で、同庁は18~19歳の少年3人を建造物損壊と威力業務妨害の両容疑で逮捕し、30日発表した。同庁は、3人が仲間を逮捕された仕返しとして署を狙ったとみている。

 少年事件課によると、3人は共謀して3月30日午後11時50分ごろ、東京都昭島市上川原町1丁目の昭島署の玄関前で、消火器の消火剤を噴射し、複数回打ち上げ花火を発射。消火器を投げつけ、玄関扉の強化ガラス1枚(約27万円相当)を破壊し、業務を妨害した疑いがある。

 19歳と18歳の少年2人は、「仲間が逮捕された仕返しをした」と容疑を認め、別の18歳の少年は「知らない」と否認しているという。

 事件の約4時間前、少年らの仲間2人が、職務質問を拒んで警察官に体当たりしたなどとする公務執行妨害容疑で同庁に現行犯逮捕されていた。

 事件当時、署内には警察官のほか一般の来訪者もいたが、けが人はいなかった。3人は車で逃走し、同庁は防犯カメラ映像などから捜査していた。(大山稜)

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment