護送先まで500メートル、臨時閉館次々 大阪被告逃走

 大阪地検は9日、大阪府東大阪市で同日早朝、覚醒剤取締法違反などの罪で起訴されている遊技機設置業の大植良太郎被告(42)が護送中に車から逃走したと発表した。大植被告は保釈が取り消されていた。大阪地検では10月30日にも、保釈が取り消された被告が地検岸和田支部に出頭後に逃走した事件が起きている。

 地検によると、被告を乗せたワゴン車は午前3時40分過ぎ、河内署を出発。女性事務官が運転し、2列目のシートに男性事務官、3列目に男性事務官と被告が着席していた。事件が起きたのは、護送先の枚岡署まであと約500メートルの地点にある交差点付近。周辺の防犯カメラには事件直後、何台ものパトカーが慌ただしく行き来する様子が映っていた。

 地検は警察に110番通報してから2時間余り後の午前6時10分ごろ、東大阪市に事件発生を連絡。報道機関への公表は午前6時35分ごろだった。同市は郷土博物館や児童文化スポーツセンターなど、公共施設9カ所を臨時閉館。市内各地の公民館6カ所も閉館した。

 現場周辺は工場と住宅街が混在…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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