豚熱対策に九州7県でワクチン接種へ 佐賀・唐津で殺処分が本格化

【動画】豚熱が確認され、殺処分の作業が続く養豚場=飯野祐平撮影

 佐賀県唐津市の2カ所の養豚場で、家畜伝染病の豚熱が発生したことを受け、飼育されている1万頭超の豚の殺処分が本格化した。30日夜に始まった防疫作業は、県の災害派遣要請を受けた陸上自衛隊員も31日夜から加わり、24時間態勢で行われている。

 農林水産省は1日、専門家らによる対策委員会を開いた。九州7県をワクチン接種推奨地域とし、リスクが高く飼養頭数の多い農場からワクチン接種を進めるよう各県に求める。九州の豚の生産量は全国の3割を占め、飼育数は計約290万頭になる。

 出席者からは「今回の佐賀の事例は、感染から発生確認までに長時間が経過しているとみられ、その間に他県にも広がっている恐れが高い」などと強い警戒感が示された。野上隆生、伊藤隆太郎)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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