豪雨から住宅を守るには?「浸水しない家」「浮く家」登場 専門家「逃げ遅れを減らし復興も早める」(47NEWS)

 川が氾濫したことを想定し、流水を秒速1メートル強に設定。2014年8月に発生した広島土砂災害の豪雨に匹敵する毎時180ミリの雨など、最大毎時300ミリを降らせた。1時間半の降雨で、家の周囲の水位は1・3メートルに達した。結果は、普通の住宅内が屋外の水深と同じ程度浸水したのに対し、耐水害住宅に被害はなかった。  ▽3メートルの浸水にも耐える  「災害から身を守る新たな手段として、人々の選択肢の一つになればうれしい」。一条工務店グループの津川武治(つがわ・たけはる)広報担当は力を込める。同社は、茨城県の鬼怒川堤防が決壊し市街地が広範囲に浸水した15年の関東・東北豪雨などを踏まえ、水害に強い家を造るプロジェクトを同年に始動。西日本豪雨(18年)などの被災地を視察し、周囲の水位が最大3メートルに及ぶ実験で検証を重ねた。  強化ガラスを使った3層の分厚い窓ガラスを取り付け、新たに開発した防水材などで外壁と基礎の隙間を補強した。玄関のドアは、自動車のドアに使われるゴムパッキンの技術を応用し、外から水が流れ込まない構造にした。エアコンの室外機や太陽光発電に使うパワーコンディショナーは1・5メートルの高さに配置し、浸水による故障や漏電を回避。排水管には逆流を防ぐ特殊な弁を設置した。

Source : 国内 – Yahoo!ニュース

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