質疑応じず8分で会見打ち切り 元秘書への暴行で辞意の高野参院議員

有料記事

今林弘 杉田基 蜷川大介 羽賀和紀

 自民党の高野光二郎参院議員(48)=徳島・高知選挙区=が元秘書に暴行してけがを負わせた問題で、党高知県連は16日の党紀委員会(土森正典委員長)で高野氏を除名処分とし、週明けにも党本部へ上申することを決めた。高野氏は高知市内で記者会見を開いたが、一方的に説明して8分ほどで打ち切った。

 「突然、県連に理由も説明せず、議員を辞職するとの連絡を受けた」。県連の西内健幹事長は16日に開いた会見で高野氏への不信感を隠さなかった。高野氏はこれまで県連に「故意に殴っていない。問題はない」と説明していたという。

 県連はこの日、高知市内で党紀委員会を開いて処分を決めた。「県民の信頼を取り戻すためにも早急に厳しい処分が必要」と判断し、全会一致で除名処分を決めた。県連が国会議員を除名処分とするのは初めて。

 党徳島県連の重清佳之会長代行は「暴力行為は言語道断。任期途中で辞めたことは(県民に)申し訳ない」と語った。

 高野氏も16日、高知市内で…

この記事は有料記事です。残り751文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

Japonologie:
Leave a Comment