車輪止め付けたまま新幹線発車、異音で停止 隣の運転士が誤って装着

小川裕介

 23日午後1時半過ぎ、九州新幹線の鹿児島中央発新大阪行き、さくら558号(乗客約240人)が鹿児島中央駅を発車した際、最後部の車両にいた車掌が異音を感じ、非常用ブレーキをかけた。線路におりて調べたところ、木製の車輪止めが破損した状態で見つかった。けが人はなかった。

 車体に異常がなかったため約20分後に発車したが、熊本駅で運転を取りやめた。

 JR九州によると、さくら558号は鹿児島中央駅の12番線を発車したが、約20分前に隣の11番線に到着したさくら405号の運転士が誤って12番線の車両に車輪止めを取り付けていたという。

 通常、新幹線が駅に長時間停車する場合、運転士が車輪止めを着脱することになっているが、さくら558号の運転士は車輪止めに気づかずに発車したという。

 運休した列車に乗っていた乗客は熊本駅で後続列車に乗り換え、熊本駅からは定刻通りの臨時列車を走らせたという。(小川裕介)

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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