軽症・中等症用の病床も逼迫 大阪、解消の見通し立たず

 新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない大阪府では重症患者用の病床だけでなく、軽症・中等症用の病床も逼迫(ひっぱく)している。府は23日夜に関係会合を開催。対応できる病床を200増やすよう求める方針を示したが、すぐに解消できる見通しはたっていない。

 「第2波と比べて高齢者の入院期間が長くなっており、軽症・中等症患者が非常に増えている」。23日にあった府の新型コロナウイルス感染症対策協議会で、府健康医療部の藤井睦子部長は危機感をあらわにした。

 府内の軽症・中等症患者は20日現在906人で、確保している1256床に占める使用率は72・1%に達した。重症病床の66・9%を上回った。軽症・中等症患者の使用率は22日に60%台へ下がったが、感染拡大の「第3波」が始まった10月下旬以降、軽症・中等症病床の利用者も増え続ける傾向にある。

 府内に約500ある病院のうち…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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