送迎バスの置き去り熱中症死めぐる賠償訴訟、父母と保育園側が和解

 福岡県中間市の双葉保育園で2021年7月、園児の倉掛冬生(とうま)ちゃん(当時5)が送迎バス内に取り残され熱中症で死亡した事件で、母親と父親が園を運営する社会福祉法人「新星会」などを相手取り計約1億円の損害賠償を求めていた訴訟は9日、福岡地裁小倉支部で和解が成立した。園側がそれぞれに賠償金を支払う内容で、賠償額については明らかにされていない。

 母親側の訴状によると、当時の園長は園児全員の安全を管理する注意義務があったにもかかわらず、確認が不十分なままドアを施錠して立ち去った過失があると指摘。法人には使用者責任があると主張していた。

死去から2年、一つの区切り

 中間市の双葉保育園で送迎バ…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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