逃走の男から覚醒剤の陽性反応 潜伏先で注射器見つかる

 刑務所に収容される前に刃物を振り回して逃げたとして、公務執行妨害の疑いで無職小林誠容疑者(43)=神奈川県愛川町=が逮捕された事件で、小林容疑者の尿を検査した結果、覚醒剤の陽性反応が出たことが捜査関係者への取材でわかった。

 小林容疑者は19日午後、地検職員が接触した際に自宅から刃物を持って車で逃走し、23日未明、同県横須賀市のアパートで逮捕された。自宅とアパートからは、覚醒剤を使うためとみられる注射器が見つかっていた。捜査関係者によると、横浜地検に逮捕された小林容疑者を調べたところ、覚醒剤の陽性反応が出たという。

 横浜地検などによると、小林容疑者は昨年9月、窃盗や傷害、覚醒剤取締法違反(使用)などの罪に問われ、横浜地裁小田原支部で懲役3年8カ月の実刑判決を受けた。保釈保証金600万円を納付して保釈されていたが、今年1月に東京高裁が控訴を棄却し、2月に判決が確定していた。

 事件では、横須賀市のアパートに住む自称建築業幸地(こうち)大輔容疑者(38)が、小林容疑者に逮捕状が出ていることを知りながら、自宅にかくまったとする犯人蔵匿容疑で神奈川県警に逮捕されている。


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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