通って撮った香港反政府デモの写真展「簡単に忘れない」

 香港の反政府デモを撮影した写真展「BLOCK CITY」が4日、福岡市で始まった。民主活動家の黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏や周庭(アグネス・チョウ)氏に2日、実刑判決が下されたばかり。撮影した児玉浩宜さん(37)は「デモが起きていたことを簡単に忘れてほしくない」と話す。

 東京在住の児玉さんは、カメラマンをしていたNHKを退職後、カメラ店を経営しながら写真家としての活動を続けている。昨年6月以降は毎月のように香港に渡り、デモ隊の中に入って警察の催涙ガスなどを浴びながら撮影を続けてきた。

拡大する写真展「BLOCK CITY」の会場=2020年12月4日、福岡市博多区、宮野拓也撮影

 会場の福岡市博多区須崎町のアートスペース・テトラでは、デモ隊がブロックでつくったバリケードなど、民主化運動が続く香港の姿を写した約50点を展示。福岡市での写真展は昨年11月から約1年ぶり。今年2月には台湾でも写真展を開いた。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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