連休初日、「令和」ゆかり福岡・太宰府の人出は 「身近な所なら…」

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渡辺純子、松本真弥

 シルバーウィークの3連休が18日、始まった。福岡や沖縄など19都道府県では新型コロナ緊急事態宣言が続き、観光地の人出は戻っていない。一方で、観光業界はワクチン接種済みの人たちへの優遇サービスを続々と導入。秋の本格的な行楽シーズンに向けた動きも出ている。

 前夜に台風14号が通過し、晴れ間がのぞいた福岡県太宰府市太宰府天満宮参道。「令和」ゆかりの地として国内外の観光客で肩が触れ合うほどにぎわった一昨年とは比べものにならない静かさだが、一部の飲食店に行列ができるぐらいの人出があった。

 客の多くは近場から。福岡市南区の主婦(45)は「外出に罪悪感があったけど、身近な所ならと思って。天気も良くて何だかうれしい」と笑顔を見せた。福岡市の会社員女性(23)は友人と豚まんや梅ケ枝餅を食べに来た。「去年よりは人が増えた感じ。人目が気になるので、食べ歩きじゃなくて持ち帰ろうかな」

 男性会社員(49)は小声で「静岡から」。福岡の大学に通う娘に会い、息子の高校合格祈願も兼ねたという。「緊急事態宣言中なので、葛藤はありました。ワクチンは2回打っているし、周りの人と接触しないようにします」

 土産物店の売り上げは例年の…

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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