運転士足りず函館線で一部運休 JR北海道、社員が感染

 JR北海道は2月28日、社員2人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。同じ休憩・宿泊場所を使う運転士ら社員約50人もPCR検査を受け、結果が判明するまでは乗務から外す。運転士の人繰りがつかなくなったため、28日は函館線(小樽―長万部(おしゃまんべ))で列車5本を運休し、180人に影響が出た。3月1日も同線で31本を運休する。JR北で社員の新型コロナ感染により列車の運行に影響が出たのは初めてという。

 2人は倶知安(くっちゃん)保線管理室(北海道倶知安町)に所属している。JR北によると、感染した2人のうち1人は2月23日に発熱し、25日に感染が判明。保健所の指示でもう1人も検査したところ、28日に感染がわかった。

 3月2日以降も運休する列車が出るかどうかはわからないという。JR北は「引き続き保健所などの指示に従い、感染拡大防止に努める」としている。

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 1日朝に運休する主な列車は次の通り。

 長万部発(午前6時5分)小樽行き普通▽倶知安発(同6時24分)長万部行き普通▽小樽発(同6時13分)蘭越行き普通▽蘭越発(同6時16分)札幌行き「快速ニセコライナー」の蘭越―倶知安間▽蘭越発(同8時52分)倶知安行き普通(榧場勇太)


Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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