運転見合わせのJR東海道線が再開 電柱と接触、停電か 4人搬送

【動画】電柱と接触し、破損したとみられる電車の先頭車両=近隣住民提供

 5日午後9時43分ごろ、神奈川県鎌倉市台1丁目のJR東海道線で、「電車が電柱に接触して電車が止まった」と乗り合わせていたJR職員から110番通報があった。大船署などによると、垂れ下がった架線が上り電車の先頭車両に引っかかり、電柱が倒れて先頭車両とぶつかったとみられるという。

 JR東日本によると、この影響で東海道線は東京―熱海間で上下線の運転を取りやめたほか、横須賀線や京浜東北線も上下線で運転を見合わせた。東海道線は6日午前8時に運転を再開した。湘南新宿ラインは午前8時現在、新宿駅から南の区間で運転を見合わせており、午後からの運転再開を目指す。横須賀線や京浜東北線は運行しているが、遅れや一部運休が出たという。

 JR東日本によると、5日午後9時24分ごろ、小田原発横浜行きの臨時電車(15両編成)が何かに衝突し、電車内が停電した。乗客は同10時25分ごろから電車から降りて歩いて大船駅に向かったという。署や鎌倉市消防本部によると、車内の冷房がとまり、熱中症の疑いなどで少なくとも乗客4人が病院に搬送されたという。

 現場はJR大船駅から南西約700メートル。

 神奈川県茅ケ崎市であった花火大会の帰りで、4両目車両に乗っていた都内の会社員男性(27)は「突然『バチン!』という音がして、電車が止まった」と話す。周りからは「何?」「怖い」との声が聞こえ、一時騒然となった。その後車内の電気とクーラーが切れ、非常灯がついたという。

 同行していた会社員女性(28)は「窓を開けられるようになるまで車内は息苦しかった」と話した。2人が外へ出られたのは午後11時過ぎ。近くの踏切まで徒歩で移動したという。

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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル

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